宅ふぁいる便からファイル受信のお知らせメールが来たら、そのメールを開いてダウンロードURLをクリックし、そこからファイルをダウンロードすれば受信完了です。
ただ、この際にいくつか気をつけることがあります。
まず一番大切なことは、その宅ふぁいる便からのファイルが誰から送信されたかということです。
受信メールを開いてダウンロードしたらおかしなサイトに行ってしまったという事例が多数出ていますが、こういったトラブルは送信者をチェックせずにクリックしてしまったからです。
初めて宅ふぁいる便からの受信メールをもらった人は、逆に不安なのですぐにクリックはしないでしょうが、毎日のように仕事で宅ふぁいる便を利用している方は、受信メールには慣れているのでうっかり開いたりするのでしょう。
知らない相手からの通知メールには気をつけましょう。
また、受信(ダウンロード)にはOSとブラウザの相性も関係があります。宅ふぁいる便は基本的にウィンドウズを対象として開発されたので、ウィンドウズ以外のOSや、IE・Firefox以外のブラウザだと不具合が出るトラブルが報告されています。
その他、インターネット回線の種別によっても、受信(ダウンロード)できないという事例がありますね。
宅ふぁいる便は、大阪ガスが100%出資している株式会社エルネットが提供している「大容量ファイル無料転送サービス」のことです。
なぜ大阪ガスがこんなサービスをするのかと思いますが、株式会社エルネットという会社は様々なサービスを幅広くやっている面白い会社で、カスタマーリサーチやプロモーション事業、出版にカスタマーサポートなどを手掛けています。
宅ふぁいる便はその中でも最近話題のサービスで、大阪ガスとしてはガスのエリアを中心にビジネスを展開してきた中で、インターネットという「エリアに関係のない」事業を始めたという点がひとつの新しい取り組みとなっています。
大阪ガスとしては、単に都市ガスなどを提供しているだけでは、オール電化が増えてきたり、エコ対策で省エネ商品が増えてきたりしている今、新しい事業開発をしていかないと先細りになるという危機感があると思います。
独占的にビジネスを展開できたガス事業も、いつまでも安泰ではないですから、宅ふぁいる便のような新しいサービスにこれからも大阪ガスは力を入れていくでしょう。
宅ふぁいる便に目をつけたのはなかなか良い視点だと思います。
宅ふぁいる便の親会社大阪ガスはどんな会社でしょうか。
一般的にはオール電化の流れなどもあって、ガス会社の売上は厳しいと言われています。
ところが宅ふぁいる便の親会社大阪ガスのガス販売量やメーター取り付け数の推移を見ると、過去5年間少しずつではありますが増え続けています。
大阪ガスにはガスを販売する本体以外にも、宅ふぁいる便や情報発信事業などを手掛けるエルネットなどの関連会社、スポーツクラブ、その他様々な事業展開をするグループ企業があります。
基本的にはガス供給エリアである近畿2府4県の77市、29町の地域に密着したサービスを提供する事業ですが、宅ふぁいる便のようにインターネットがつながるエリアであれば可能なサービスも始めています。
求人に関しては、大阪エリアでも安定企業として人気があるので、大阪ガスは新卒の就活生にも超人気の企業となっています。
宅ふぁいる便のような事業が増えてくると、こういった就活生のような若手にももっと注目される企業になるでしょうね。より優秀な人材が集まってくるはずです。